旅のノート1


結構きつい旅でした
日程なんかをすんなりと書いてきましたが、実は相当きつい旅でした。1日目と2日目をじっくり見て下さい。ウランバートル空港着が、2日目の00:20なのです。入国を済ませて、荷物を引き取り、ホテルへ移動(20分くらい)したら何時になると思いますか。ホテルに着いてからのツアーリーダーからの明日の予定発表です。
モーニングコール:03:45、荷物出し:04:15、ホテル出発:04:30、06:20発の飛行機に搭乗・・です。寝ている時間が有ると思いますか?明日(もう、今日です)から6日間はシャワーも浴びられないのです。
おまけにこのウランバートルからウルギへの国内線は、荷物の重量がきつくて、預入及び手荷物を含めて15kg以内なのです。表題からちょっとそれていってしまいますが、荷物を15kg以内に収めるのはなかなか大変なんです。先ずはトレッキングに不要なもの(帰路に使う着替えなど)はウランバートルのホテルにデポして置きます。持っていくものですが、写真を撮ろうとしている私には、デジタル一眼カメラと三脚だけで4kgもするんです。まず交換レンズを割愛、登山用のストックをダブルから1本に、スラックスを軽いものに、サンダルも軽いものに、寝袋はレンタルで、靴はトレッキングシューズを履いて、ヤッケは着て機内へ入る、予備のカメラはポシェットに入れて機内へ・・・とまあ涙ぐましい努力で13kgに抑えこみました。でもこんな作業を夜中にやっている暇がありません。そこでいつも使っているダッフルバッグより一回り小さいものを用意し、出発前にこれに詰め込んで、其れを大きいバグにすっぽりと入れておきました。是なら急いでも、間違う心配がありません。でも結局シャワーを優先し、寝るのをあきらめて出発を待ちました。

二つ目のきつい事
ウルギーからトレッキングの出発点であるダバンボグド国立公園の北ゲートフォーエグレへ、および帰路の南ゲートからウルギーへ、其れとシベートハイルハン山麓への往復、この移動はロシア製のバンで行いました。

この3台がそれです。UAZ(ウァズ)と言い、ロシア製四駆バンです。1952年に設計された軍用オフロードカーUAZ-469のと、そのシャシーをベースにした商用車(トラック、ワンボックスバン)を50年以上フルモデルチェンジせずずーっずーっとずーっと生産してきた。整備が容易で頑健、不整地走破能力に優れ、実用性も高いと言う特徴を持っている。 この為、モデルチェンジスパンの長い西側商用車と比しても、トータルの評価ではそれほど劣るものではなく、ソ連崩壊以前から西側にも輸出されてきたと言う代物です。ドアがうまく閉まらないなどちょこちょこトラブルがありましたが、3台ともモンゴルの草原ではその威力を発揮しました。問題はそのことではありません。この車で300km以上は移動したと思いますが、その間舗装道路を走ったと言う記憶がほとんどないのです。帰路給油で立ち寄った小さな町で舗装道路に入ったと思ったら、確か通行料を取られたような・・・。
つまり駆け抜けた道は、掛け値なしのオフロードなのです。道は有るんですが、ドライバーさんはここが良いと思ったらそこを自由に走っていく。道なんて何本もあるんです、有って無いようなものなのです。乗り心地はまあ・・・それなりです、疲れます。車に弱い人、腰痛の人はご用心を!!!です。
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観光用の車ではありませんから、窓が小さいです。その上この乗り心地ですから、車の中から写真撮影はまず不可能でした。そんんな事でどこをどう走って来たか定かではありません。しかしドジでした。予備に持って行っていたデジカメには位置情報を取り組むことが出来る機能がついていたのです。

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