旅のノート 3


インドの人は写真好き?

私たちが目指すのは花の谷と、もう一つブルーポピーの隠れたポイントと言われるヘムクンド湖があります。このヘムクンド湖は、シーク教の第二の聖地です。
ですから私達の歩く道・ゴビンタガートから聖地ヘムクンド湖間は「巡礼道」となっており、沢山の巡礼者に混じって歩く事になります。 華やかなサリーをまとった女性、長髭にターバンの男性、彫りが深く整った顔の子供達、輿に乗っての巡礼者、ロバに乗っている人等々様々な人たちが歩いています。 ヒマラヤに咲く花を求めてやって来ましたが、この人達を写さないという手は有りません。
最初は、恐る恐るカメラを向けてお願いをしていましたが、どうも様子がチョット違うのです。 カメラをぶら下げて歩いていると、若い男性のグループの人達は「私達を写してくれ」と、整列をして向こうから言ってきます。 それだけではなく「お前も入ってワンショット」とか何とか、チビで年寄りの私を引き入れて記念写真を撮っています。 お願いをした私が逆に被写体にされる事もあります。
女性の方も、お願いをすると拒否どころか、それとなくポーズを取ってくれます。 どうやらこの人たちは、写真に写される事、写すことが凄く好きそうなんです。だから何の心配も無く、どんどん撮らせてもらいました。
でもねー、「撮れ、撮れ」「一緒に撮ろう」と言ってくれるのは有り難いのですが、一日の終頃になると「もう勘弁してよ」と言いたくなってきます。 撮るのはデジカメですから、1000や2000枚は平気なのですが、疲れてしまって・・。
写真を写すのが好き、写される事に寛容と言ったほうがいいのかもしれません。
コンパクト・デジタルカメラは随分普及しているみたいで巡礼に来ている人達も沢山の人が持っていて、しきりに記念写真を撮っています。
この事はなにもシーク教徒に限った事ではないようです。 小さな村でお願いした女性でも、ヒンドゥーの行者サドゥでも、僧侶でも同じ様に相手をしてくれました。
写真は絵日記の項で紹介しますが、ここではほんの一部を・・・。(サムネールをクリックで拡大。)

 

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