旅のノート(2)


ロッジ泊りのトレッキング
ネパールのトレッキングでロッジ泊りは初めてです。今まではテントばかりでした。テントに比べてロッジ泊は雨や雪の時にも安心。寒さも防げてそれは快適です。
でもこれは建前で、上の方のロッジになるとドアーの建て付けが悪くロックに悩まされるし、隣との壁はベニヤ板1枚だけで声は筒抜けだし、明かりはもれてくるし、床は隙間だらけで下で栽培している野菜が見えるし。 照明はLEDの物がついていました。シーツは真っ白で清潔でした。この上で、冬用のシュラフとインナーで寝ます。
でもやはり、雨や雪の時の安心感はテントとは比較できません。

宿泊予約
下の方のロッジの多い所では、一人部屋も取れますが、上部になると部屋数が少ないので相部屋が原則です。
部屋の確保は、電話でも予約をするようですが、原則は到着順だそうです。 我々の場合は、同行しているポーターが先行して直接部屋の確保にあたっていたようです。
遅れると、全員が食事を終わった後の食堂のベンチと言うことにもなります。

食事
同行のコックさんがロッジのキッチンを借りて作ってくれます。調理器具なんか何にも運ぶ必要がありません。
材料はロッジの物を使って作ってくれます。特殊な食材は下から持ち上げたり、現地調達をするそうです。
ですからコックさんは道中、手洗いに使うポリバケツだけを持って歩いていました。
こんなことで、今回は12名のトレッカーに対して、ポーターさんはたったの6名ガイドやシェルパが4名だけ。
エベレスト方面ではヤクを使ったり長いテーブルや椅子を持ち上げたりと、賑やかなキャラバンが繰り広げられ、風情がありました。ロッジ泊りは快適で楽にはなりましたが、風情は全くなくなってしまい寂しい限りでした。

電気
最近はバッテリーを使うものが多くなり、バッテリーの充電が心配の種でした。予備のバッテリーは勿論持ってはいますが、夜間撮影で長時間露出が多くなりますから心配だったのです。
コースはモディコーラ沿いで水力発電が出来ますから、どこでも勿論有料ですが充電が可能でした。下の方では200Rs、アンナプルナベースキャンプでは300Rs。
ベースキャンプで午後日が陰った時に充電のお願いをしたら今はだめと断られてしまいました。水が流れていないからソーラ発電なんですね。翌朝太陽が出ているときには、OKでした。

今回は何のハプニングも起こらず(一寸物足りなさもありましたが)順風満帆、に終わりました。


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